滋賀県守山市を中心に「おてらハプン!」などのアートイベントを企画する芸術家集団!(旧・守山野外美術展運営事務局)HPはhttp://m-fat.org/
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カテゴリ:第2回野外展の記録( 25 )

5月6日の記録 (第二回守山野外美術展)

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今年の守山野外美術展もいよいよ最終日を迎えました。
アーティストもすべてを出し切ります。

犬飼美也妃さんのパフォーマンス作品「自分の立っている地面の下の物語」は、お皿に割った卵を次々と飲み込んで、でんぐり返ししながら水子地蔵の前まで行き、祈りを捧げるというもの。
その姿は緑の衣装も相まってカエルのお母さんの様に見え、子供を抱きかかえて人生を乗り越えていく母の力強さと愛情を感じます。


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小さくして亡くなられた子供を見守る水子地蔵さんの前で、光を探すシーンは自分の手から離れていく何かを必死に探して捕まえようとしているかの様です。
捕まえたと思ってもそれは形ではなく降り注ぐ温もり、手には届かない形なきものを、いつまでも探し続けるのです。
その姿は、人は生まれて死ぬまでに何を捜し求めているのか聞かれている、そんな気がするのです。



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門倉 緑さんのパフォーマンス作品「優しいキモチ」は、本堂から伸びた一枚の長くて白い紙の上に、東光寺の砂利と花を添えていきます。そして添えられた花を片足にテープでぐるぐる巻きにして留めていくというもの。

白い紙の上に砂利と花を添える行為は、お墓参りに来てお供え物をしている姿を連想させます。
その飾った花を足に巻きつけて歩き出す行為は、お供え物がその後どうなるのかという一つの物語を見せてくれている様です。


(注)パフォーマンスではお供え物の花を使ってはいません。

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片足は折りたたんで留めているので使えない状態になっているのですが、花を一本、一本と挿すことで、「花の足」が出来上がっていくのです。
そしていつしか、足をテープで留めている事よりも、「花の足」が出来上がっていくワクワク感に意識が集中しはじめ、ふわりと宙に浮いた足があるとしたらこんな感じなのかもしれないと思ってしまうのです。



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8日間という開催期間中に少しづつ積み上げられていた、三原美奈子さんのワークショップ「package igloo(パッケージ イグルー)」
がついに完成しました。

境内の真ん中に持ってきて、お披露目です。
子供達と一緒に作り、子供達が遊んでいく、お菓子パッケージの家。
箱でしかないのに、コレを見ていると、おいしそうに感じるのは、なぜなのでしょう?
童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家にも負けないくらいです。


★今回のパッケージイグルーの制作段階を見たい方は こちら です。



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さてさて、ここ最終日にして、かよちんファミリーが一斉に押し寄せてきました。
守山野外美術展の風物詩とも言える芸術家ファミリーです。

すごいパワーで会場の雰囲気をガラリと変えます。
餅つき、スマコロ(揚げたてコロッケ)に、ファミリーでパフォーマンスを披露。
みんながどんどん、かよちんファミリーに飲み込まれていきます!

さあ、次は餅つきだよー。


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ぺったんぺったんと餅を打つのは爽快です。

去年も守山野外美術展で餅つきをしましたが、実はあまり上手くできずにべちゃっとした餅になってしまったのですが、今年のかよちんファミリーは一味違います。
完全に餅を攻略したばかりか、今年はヨモギも入ってます。

そして、この「餅つき」は一つのパフォーマンスでもあり、甥っ子の誕生日にちなみ、振舞い餅となってみんなで、おいしくいただきました。



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ダッシーさんのパフォーマンス作品「奉納の舞」は、一枚の布だけを使って産まれてくる命を身体的に表現しています。
びわ湖側の門から、ひらりひらりと舞い上がりながら本堂に入りこむ動きは、びわ湖から吹く風に乗り、新しい季節が来ることを喜ぶピュアなキモチを感じます。


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そして、本堂に入ったら来場者のみんなで、好きな楽器を打ち鳴らし、守山野外美術展のフィナーレを飾る大合唱。
いろんな音がなり響く中、パフォーマンスをするアーティストは自由な発想で動き回り、子供達もそれに続きます。

その姿はまるで和風ハーメルンの音楽隊!



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さて、今年も終わりの時間が来てしまいました。

第2回守山野外美術展は楽しんでもらえたでしょうか。

いろんな事がこの8日間の中にギュッと詰まっていた気がします。

来てもらえたお客様が、ココロに何かを持ち帰ってもらえたら幸いです。



また、来年も開催予定です。

皆様のご来場をお待ちしています。






(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-10-08 14:08 | 第2回野外展の記録

5月5日の記録 (第二回守山野外美術展)

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守山野外美術展はアーティストでなくても誰もが、どんどん参加してもよい美術展です。
今年は、飛び入りでいろいろな方が参加してくれました。


写真に映っているのは、一度来られたお客さんが再来場された時に、篠笛を披露してくれました。お寺を包み込む様な透き通った音色が、心を落ち着かせてくれます。

他にも近所の方が「ちょっと飾ってんか。」と書の作品を持ってきたり、おばあちゃんが切り絵の作品を持ってきたりして、一般の方の作品がどんどん東光寺を飾っていきます。




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狐さんも篠笛の音色につられて顔を出しました。
狐のダンスは、5月4日の記録にもありました片岡結衣さんの作品「宿る」です。

頭の先から爪先まで神経が研ぎ澄まされている動きの美しさと、野性的で流れる様な動きの美しさの2つの美しさが絡み合い、見る人を魅了していきます。


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狐さんは今日もいろんな音楽と人と出会います。

今日は5月5日で、幸津川町の下新川神社で「すし切り祭り」があります。
その祭りに、幸津川の子供達は祭りの衣装を着て参加するのですが、役目が来るまでの時間や役目を終えた子供達が遊びに来てくれました。

この後、巫女と狐の駆け引きのダンスが始まります。




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林 加奈さんのワークショップ「コラボdeパフォーマンス」は、誰かの作品と好き勝手にコラボレーションして、おもいっきり遊ぶというもの。

今回は三原美奈子さんの紙の作品 「むしやしない~僕らは漢字とひらがなとカタカナでできている~」と、テラオハルミさんのパフォーマンス作品「何気ないこと」との3つの作品のコラボレーションです。

それに、客さんがおもちゃを持って参戦するし片岡結衣さんの狐さんのダンス作品「宿る」も入ってきて、もう何がなんだか分からないくらい渾然一体となって思いっきり遊びます。

それに大人も子供も入ってきて、純粋に楽しむ事を楽しむのです。



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コラボレーションはまだまだ続きます。

辻村耕司さんの作品「写真とコラボ」は 、辻村さんが用意した写真に、アーティストが絵を描いたりしていくもの。制作時間は約2時間。

上記の作品は、辻村耕司さんの写真に、門倉 緑さんがクレヨンで描いた作品。
アルハレタヒ、リュウガキレイナカワヲノボッテユキマシタ。ナノハナガサキ、カエルハタマゴヲウミマシタ。



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小林沙代子さんの作品「つなぐ・tie・結ぶ・つなげる・connect・つながる」は、一つ前の文章を見て次の言葉を書くというもので、知らない人達の一言が繋がり、一つの文章になるのです。

書かれた言葉を追いかけて読んでいくと、一人一人が前後を気にしながらも、面白い一言や、目に付くであろう言葉を書きたいという気持ちが伝わってくる。
どれだけ上手い言葉を書けるか考えてしまうと、結構時間を使ってしまうのです。



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大林 一哉さんの絵画作品「作品no2009,1」「作品no2009,2」「作品no2009,3」は立ち上がる存在感を表現しようとしている。

そのずっしりと重々しい感覚は空に上がるために必要な、自分を支える為の力の様にも見えてきます。立ち上がる為には、木でも生まれたての小鹿でも、やはり健康は第一だと思ってしまいます。
また、「曲がらずに真っ直ぐに生きたいものだ」という人間の願望すら感じてしまうほど、立ち上がる存在感が出ています。

ワークショップ「ひとりひとりの木*森になるの巻き」で、お客さんが描いた木が、絵画と何故か良い感じで合わさっています。子供も絵画の上に誰も落書きしなかったのは、存在感がちゃんとあるからだと思います。



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そんな大林一哉さんのワークショップ「ひとりひとりの木*森になるの巻き」に一つの木が浮かび上がります。存在感とはただ目立てばいいだけでは無い様です。
何か気が付いたり、発見したりする事ができるモノに、人は引かれるのかもしれません。

みんなのひとりひとりの木が、存在を主張しながら森を作っています。
しかし、他の木を潰そうとしているのではなく、ここに描かれている木はみんな共存しようとしている様に見えます。

見ていると、何故かやさしいキモチになっていきます。





(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-07-20 04:40 | 第2回野外展の記録

5月4日の即興パフォーマンス・コンサートの音源

5月4日に来てくれました即興バンドGeonori[ジオノリ]
守山美術展とのコラボレーション。
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その時の音をアップしたページを作りました。

>>守山野外美術展 サウンドトラックのページへGO!<<

---注意-------------------

※ 大きな音が出るので音量には注意してください。
※ 音源はデータ量が大きい事もあり、パソコンのバージョンやスペックにより
  閲覧できない可能性があります。
※ ウイルス撃退ソフトなどのセキュリティで見れない場合は、音源ページを見る場合、
  一時的に解除してください。

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by open-art | 2009-07-10 15:20 | 第2回野外展の記録

すし切り祭り (5月4・5日)

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守山野外美術展の開催されている守山市幸津川町では、5月4・5日に「すし切りまつり」と言われる神事が下新川神社(しもにいかわじんじゃ)で行われます。

夜宮(よみや)の4日は、すし切り祭りの前夜祭みたいなもので、夜9時頃からはじまり、今年、結婚した家庭や組長の家を太鼓を担いで巡行します。その太鼓の前には、幸津川町内の小中学生が役員や親の付き添いのもとで、「ちょこせ、ちょこせ」のかけ声を出し、高提灯をかざして同行します。


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結婚した家庭や組長の家々では、煮豆、海老の煮物、大根の漬物の三種の肴で若衆たちをもてなします。大太鼓が玄関に入り、若衆がそれを打ちならします。
同行している子供達には、お菓子やジュースなども貰えるし、親公認で夜遅くまで起きている事ができる日でもあるのです。


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この巡行は町内を3週するもので、9時~10時で一周し、10時~12時で二週し、12時~4時で3周します。面白いのは3週目で太鼓は暴れてなかなか家に入らないし、お嫁さんが登場するのも3週目なのです。

しかし、3週すべて回ると空が明るくなってくるほどなので、明日のメイン「すし切りまつり」を見ようと思うと徹夜を覚悟しなければいけません。



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メインの祭り「すし切り祭り」は5日正午に開催されます。

当番組から選ばれた若衆2人が、金箸と包丁を古式ゆかしくふなずしを切っていきます。
2人の前には、神職と自治会長が座り、「すし切り」を見守る。周りには、来賓をはじめ、御輿番の面々、新たに幸津川で生まれた赤ん坊、見物客がいます。2人の呼吸が合わないと周りの人々から温かいが痛烈な指導のヤジが飛ばされるのです。

すし切り神事は、祭神である豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒(ふな)の塩漬けを献上したのが起源、といわれています。


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その後、太鼓を担いで町内を巡行しながら、一踊り二踊りします。この踊りは「かんこの舞」や「長刀踊り」と呼ばれ国の無形民俗文化財に指定されています。

下新川神社に戻った行列は、境内で最後の踊りと御輿の収めにかかる。その後、組長宅に戻って、祭を終えます。




(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-07-03 00:09 | 第2回野外展の記録

5月4日(後半)の記録 (第二回守山野外美術展)

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片岡結衣さんの※コンテンポラリーダンス作品「宿る」は、あたかも狐に取り付かれたかの様な動きと表情を見せます。
東光寺境内を自由に動き回り、飛び跳ねたり、踊ったり、休憩していたり、眠ったりしていて、見ている方はなんだか、キタキツネを観察しに北海道までやってきた気分です。野生の動物と人との微妙な関係のやり取りを感じてしまうのです。

ちょうど石の上で眠りについた狐さんを即興バンドGeonori[ジオノリ]が起こしに行きました。この後、狐さんは本堂に追いやられて、ジオノリの音楽の渦の中に飛び込んでいきます。


※コンテンポラリーダンスとは
「現在のダンスの枠組みに捕らわれないダンス」と言えます。ダンスと音楽で、観客にメッセージを届けるということについての差違はありませが、ダンスそのものは、JazzやPOPやHipHopやバレーといった既存のダンスの型に沿わずに表現を行います。


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本堂に追い込まれた狐さんは絶体絶命のピンチ、逃げ場の無い狐さんは人に牙を向けるがごとく、激しい動きになっていきます。
人間が野生動物に被害を受ける場合の多くが、人間が野生動物を追いやっていく過程があるからではないだろうかと考えさせられます。

即興ライブとコンテンポラリーダンスと東光寺の舞台が一つになり、まるで台本があるかの様な呼吸の合った動きと音楽は、新しい物語を生みました。



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テラオハルミさんのパフォーマンス作品「何気ないこと」はお客さんに好きなポーズをとってもらい、みんなで一人一人のポーズに挑戦するというもの。
お寺の廊下にずらっと並んで、一人一人が決めたポーズをとるのは、子供も大人も簡単に参加できながら新鮮なキモチを感じる事ができます。
小さい頃に年上のお兄ちゃんやお姉ちゃん、お父さんお母さんのマネをしていた思い出が蘇ってきます。


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さあ、他の方のポーズが自分にもできるのでしょうか。

そこで分かるのが子供の体がとても柔らかいという事実。
日頃から体を柔軟していない大人の方は、子供のとるポーズができなかったりするのです。
また、子供にとっては自分のポーズを大人がマネをしている事に楽しくなってくるのです。



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出川 晋さんの作品「Circle of face」は自分の顔にペインティングしたのを基にして制作した陶芸をあえてバラバラにして並べた作品
門から吹く風が本堂に当たっているのをイメージしたかのような陶芸の配置は人を本堂に導いてくれています。開催時間が終了を向かえ、夕日が射す頃に残ったお客さんの足跡がそれを示しています。



(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-06-27 03:28 | 第2回野外展の記録

5月4日(前半)の記録 (第二回守山野外美術展)

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守山野外美術展もゴールデンウィーク本番を迎えています。
特に5月4日はワークショップが入り乱れるカオスデーとなりました。

先陣を切ったのが、井上信太さんのワークショップ「音魂がにょろにょーろ/ふしぎな洞窟を作ろう!」です。
昨日と打って変わって今回は、にょろにょーろが東光寺境内で宙を舞います。縦横無尽に動きまわり舞う姿は、まるで天に竜が昇るがごとく、力強くも神秘的な世界を作りだしています。



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にょろにょーろが動く度に、触ったり、声を上げたりして、みんなが反応します。
テンションがさらにアップしてくると抱きつく人もいれば、飛び込む人までいて、どんどんお客さんは自然と、見る側から見せる側に変っていくのです。



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テラオハルミさんの作品「ミニ本で心の交流」は、お客さんが好きに書いた文章に、テラオハルミさんが絵を描いて小さな本にして、後日郵便で送ってくるという作品。
文章は詩でも、何気ない言葉でもなんでも良くて、その時は好き勝手に書いているが、それが実際にミニ本になって送ってくると、なんとも言えない新鮮な驚きを感じることができる。大人の方なら、まず本当に送られてきた事にビックリする。そして、自分の文章が絵本になっていることに、またビックリする。
その時初めて、この「ミニ本で心の交流」という題名の意味を知ることができる。



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そして今年のサプライズ企画!お昼限定の屋台。
この日照山東光寺の場所は、近くにコンビニやレストランなどの食事ができるお店が無いほど、郊外に位置しています。そのために、お客さんはお昼を食べる為に帰ったりしなければならず、遠い所から来ている人ほど大変でしたので、屋台を5月4・5・6日の限定で開催しました。
メニューは日替わりランチで300円!

美術展とお寺と屋台が合体した瞬間です。



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お堂の中では、飛び入りで入ってきた即興バンドGeonori[ジオノリ]が井上信太さんの作品「音魂の考察1」のりんを使ってリズムを刻み出しました。それを見て、住職さんが尺八を取り出し、音に合わせていきます。即興バンド・ジオノリ×住職さんによる生ライブが開かれます。
りんの音がリズムを刻み、尺八がリードし、ドラムや他の楽器達が和音を基調とした世界を作り出します。日本音楽の新しい世界を垣間見た気がするのは、私だけじゃないはずです。


その時の音をアップしたページを作りました。

>>守山野外美術展 サウンドトラックのページへGO!<<

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※ 大きな音が出るので音量には注意してください。
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即興バンド・ジオノリがビートを刻む中、次にパフォーマンスで参入してきたのは門倉 緑さん。作品名は「優しいキモチ」ビンに詰め込んだ砂利とキモチを音に合わせて撒いていきます。共鳴しあう音の緩やかな形を砂利で表現すると同時に、お堂の中に広がる緊張感を緩やかな動きで優しい気持ちに変えている。
音楽も次第に緩やかになり、一つ一つの音が聞こえてくる。りんの音、笛の音、砂利が太鼓に落ちる音、たたみを歩く音などが心地よく聞こえてくる、目を閉じるとふっと眠たくなってくる感覚を感じるのです。



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最後にジオノリは祈りの場にて、砂利が奏でる音をお供えしているかの様なパフォーマンスで締めくくった。
一つ一つの仏像様に、音をお供えしていく。その行為は普段お寺さんが行っていてもおかしくないほど、神聖な行為に見えてくるのです。
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by open-art | 2009-06-04 02:14 | 第2回野外展の記録

5月3日の記録 (第二回守山野外美術展)

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山野裕亮さんの作品「skin stone」は、大理石を削り頭を入れることができるようにした作品。
頭を入れて落ち着いてみると、自分の呼吸の音なのか「ぽわーーー」っとしたやわらかい音がどこからともなく聞こえてくる。一番薄く削られている部分は大理石を通して光が漏れてくるのは神秘的だし、視界が閉ざされるので眠りに近い状態になり自然とリラックスできます。
しかも、外に出てみると、なぜか頭がスッキリするという気持ちよさに包まれます。



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辻村 耕司さんの写真作品「千体仏」は、(彦根市・宗安寺)(安土町・福生寺)の千体仏を写真に撮らせてもらい掛け軸にした作品。
仏像は一つ一つは小さいものの、千体も集まると光の中に包まれた感覚がします。作品はお寺の本堂内部に設置してあり、お寺の所蔵美術品と見分けが付かないくらいのクオリティです。京都や奈良に引けを取らない魅力ある仏像達が、滋賀県にも多く存在する事を教えてくれます。



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そして私、川本哲慎の作品「お堂プラクティス」は晴れの日に雨が降っている「狐の嫁入り」を再現した作品。
来てくれたお客さん達はいきなりの雨にビックリして、「降ってきた!」と勘違いをしてしまう。しかし他の場所は降っていないのでコレが一つの仕掛けだったということに気がつきます。子供達もそれに気づくと、唯一のお知らせである「雨注意」の看板を、タオルで隠してしまいました。
隠れた暗号は余計に気になるもので、後で来たお客さんは何が描いてあるのか気になり、近づいていくと雨に打たれビックリするのです。



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出川 晋さんのワークショップ「顔にペイント」は、お客さんや他のアーティストの顔や腕に絵を描いていきます。
バンドの方にも描いているというボディペイントはカッコ良く、ついつい描いてもらった腕を見せたくなります。アニメや特撮に出てくるヒーロー・ヒロインになった気分が味わえます!
ちなみにドーランなのでメイク落としですぐ落ちるので安心です。



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井上信太さんのワークショップ「音魂がにょろにょーろ/ふしぎな洞窟を作ろう!」は、大きくて長いビニールに絵を描いたり、トンネルにしてくぐり抜けることができる。
お堂から空気が送られたビニールが、「にょろにょろーろ」と伸びだすと、その瞬間からみんなが興味津々で見ています。
そしてペンがみんなに渡され、いろんな絵を自由に描いていきます。ペンをビニールにつけると「ぺにょんぺにょん」と揺れ動くのはまさに新感覚。まるで生き物に絵を描いているみたいです。



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そしてこのワークショップの魅力はなんといっても中を歩けることです。
不思議な洞窟の中を歩くとそれはもう別世界。ひたすら前へ前へ歩いてるだけなのに面白い。大人がくぐれば一瞬で子供の頃の自分に帰ってしまいます。


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ダッシーさんのパフォーマンス作品「祈りと愛の中で昇天して行った生命(いのち)」は、生命の持つ生死観を詠んだ詩の朗読。
生きていることで訪れる「死」と、「死」があるからこそ「生」があるという事を実体験をふまえて詩にしています。体験したくはなかったが、そのことで知りえた真理があったことを、みんなの心に語りかけてきます。



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ここ幸津川町(さづかわ)について少しでも知ってもらおうと作成した「さづかわ いま むかし」は、古くは明治6年から現在までの幸津川の地図を使って説明しています。

この地域は昔、琵琶湖からの水路が張り巡らされていて、田船を使って田んぼや畑に行っていた。また近くを流れる野洲川も北流と南流に分かれていて、その中の中州に幸津川町があり、大雨の日には洪水を起す暴れ川だった事などが書かれている。
現在の野洲川は工事の末、一本になり洪水の心配がなくなりました。しかし、高度成長の影響で多くの湿地帯や池、水路が埋め立てられて、道になったり建物が建ったり便利になった反面、地域の特徴をなくしてしまった点などを上げている。
また、幸津川では古くから下新川神社で「すし切り祭り」と言われる神事が5月5日に行われている事も書かれていている。

5月5日の記録は「すし切り祭り」も交えて紹介します。



(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-05-19 16:11 | 第2回野外展の記録

5月2日の記録 (第二回 守山野外美術展)

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5月2日もスキッとした青空が広がって良い天気になりました。そしてゴールデンウィークもここから本番を迎えます。

東光寺の正門に飾られているのは、大島有香子さんの作品「言霊」
般若心経の文字が書かれていていて、門から入る風にゆれ、光に照らされた文字が浮き上がって見えます。正門から入ってくるお客さんを爽やかに招き入れてくれるこの作品は「招き猫」の様な存在です。



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今年は参加アーティストの紹介文をつくりました!

実はこれ、お寺の教本に習って作ってあり、来てくれたお客さんが、お寺の境内で教本を開いている様に見える趣向になっています。
また、カラーバリエーションも豊富に揃えていて、好きな色を選んでもらうことにしているので、同じ色を選んだ人はカラーセラピー仲間になるのです。



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さてさて、おばあちゃん達が取り囲んでいるのは、かよちんさんの作品「簡易toilet」
簡易と言うだけあり、誰にでも簡単に作れて実際に使用できることを目的として作られています。用を足したら灰をかけて処理をします。もちろん東光寺の境内でも使用可能。しかし、いろんな人が見に来る中で用を足すのは少しの勇気が必要です。



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林 加奈さんのワークショップ「コラボdeパフォーマンス」は、誰かの作品と好き勝手にコラボレーションして、おもいっきり遊ぶというもの。

さて今回は誰の作品とコラボレーションしてるのでしょうか?
「大好きーーーー!大好きーーーーー!!大好きーーーーー!!!」と、楽器を鳴らしながら叫んでいます。子供達もそれにつれて楽器を鳴らしています。



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正解は犬飼美也妃さんのワークショップ「キラキラてぶくろ~大好きなキモチ~」でした。

大好きなキモチが込められたキラキラ手袋を身にまとい、「大好きーーー!」と言って来てくれたお客さんにどんどんハグしていきます。後では林加奈さんと子供達の声と楽器が響いています。その勢いに、お客さんも圧倒され巻き込まれていきます。



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大林一哉さんのワークショップ「ひとりひとりの木*森になるの巻き」は、来た人に木を一本描いてもらいます。それがやがて森になっていくというもの。
子供も大人もクレヨンをつかって壁に好きなように描きはじめると、次々に個性的な木がどんどん生まれます。しかし、黙々と集中しすぎたのか、いつしか森に迷い込んでしまった人物もちらほら。



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こちらは三原美奈子さんのワークショップ「package igloo(パッケージ イグルー)」は、エスキモーが氷で作っている家イグルーを、お菓子の空箱を使って作ろうというもの。
みんなで箱の大きさを考えながらどんどん積み上げていくのは大きなパズルみたい。外から見ればとってもカラフルでおいしそう!

さてさて、食べたことないお菓子はあるかな?

★今回のパッケージイグルーの制作段階を見たい方は こちら です。



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守崎樹里さんの作品「櫂(かい)」は、流れて旅をしてきた流木を使い、その漂う中で見えるはかない美しさを表現しています。
それは今も変らず旅をしているのか、時間や場所によってどんどん姿を変えていきます。その美しさはまるで天使の羽にも見え空をも飛べそう。しかし最後には折れてしまう運命を背負っているかのようです。




(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-05-15 22:56 | 第2回野外展の記録

4月30日と5月1日の記録 (第二回守山野外美術展)

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犬飼美也妃さんのワークショップ「キラキラてぶくろ~大好きのキモチ~」は、大好きなキモチを手袋に込める参加・体験コーナー。やってみると大人も子供もピュアなキモチが湧き上がってくる感覚を隠すことができなくなります。



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山野裕亮さんの作品「spirit」は、大理石で作られているにもかかわらず、光を通すくらいの薄さまで削られています。触ってみると石の重厚さよりも脆さを感じてしまうほど、やわらかい感覚が手のひらに伝わってくるのです。



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池上純子さんの作品「かけて@@つなげてRuN RuN」は、糸で蜘蛛の巣を作り本堂に張り巡らせています。ここまで大きいと蜘蛛の巣が簡単そうで難しい形をしてることが分かると同時に、自由自在に張り巡らされている様で計算されて展示している技術も目を見張ります。



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井上信太さんの作品「音魂の考察1」は、誰もが鳴らしてみたくなる「りん」を約200個並べています。一つ一つ音が違っていて、仏具としてではなく楽器として使用する事で「りん」の持つ音色が、インドネシアのガムランの様な伝統的な音楽を作り出していることに気づくのです。



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そして知ってる人は知っている井上信太さんのモノクロームでできた動物の様な物体。お寺の雰囲気にマッチしていて、違和感がまったくないのは不思議。



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私こと、川本哲慎と後藤實久さんとのワークショップ「わたしは宇宙のへそである」は、石になりきるために、目を閉じ瞑想し、石になった時に見えた風景や色を、石に絵の具で塗っていく参加・体験コーナー。石が宝石の様に綺麗に光りだすと宝物に変るのです。



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さてさて、今日も終わりの時間が近づいてきました。境内では子供達が後藤さんにつられて「インディアンダンス」をしています。毎日の様に子供達が来ては、いろんなアートと遊びを体験して帰っていきます。

その風景こそが、私の見たかった景色かもしれません。


(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-05-08 13:39 | 第2回野外展の記録

4月29日の記録 (第二回 守山野外美術展)

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さあ、第二回守山野外美術展 お寺deアートin東光寺が始まりました。
初日が良い天気になって良かったです。



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三原美奈子さんの作品 「むしやしない~僕らは漢字とひらがなとカタカナでできている~」は、結界の様に張り巡らした紙の中に入ると、漢字の影が体を包み込む。
中に入って座ってみれば、金色の紙は光を浴びてキラキラと輝きだし、後にある松の木と伸びる漢字の影に抱かれているうちに、神聖な気分になるのは日本人である証拠かもしれません。



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犬飼美也妃さんの作品「水子地蔵さんと次に産まれてくる命」は、古米と卵の殻をつかっています。覗き込むと自分の顔が見えてきます。
水子地蔵さんは小さくして亡くなられた子供を見守るお地蔵さんです。産まれてくる命とその次に産まれてくる命の間にある世界を見ているかのようです。自分も人が生まれて死ぬまでの流れの中にいる、そんな感覚に出会うことができます。



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小林沙代子さんの作品「つなぐ・tie・結ぶ・つなげる・connect・つながる」は、お客さんが毛糸をピンに引っ掛けていくことで完成していく参加型の作品。
綺麗な色の毛糸を自由に結んでいくだけで面白い形になっていくので、大人でも子供でも楽しんでもらえます。



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林加奈さんの作品「紙芝居パフォーマンス」は、普通の紙芝居ではありません。楽器をつかったり、一発芸があったり、絶叫したりと紙芝居と同時にいろんな事が起こる不思議な不思議な紙芝居。


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紙芝居がどんどん発展して寸劇になったり、ダンスになったりしていきます。でも、自然と紙芝居の額の中に目が入っていくのです。
そして一度見ると、不思議なテンポの言葉が頭の中に残るのです。



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門倉 緑さんのパフォーマンス作品「優しいキモチ」は、東光寺で感じたメッセージを詰め込んだビンを、白い布の上に置いて手を使わず口だけで運んでいきます。誰もが一つ一つの動作を食い入るように見ています。そしてパフォーマーも足の先まで神経を集中させている感覚がビンビンと伝わってきます。


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最後はビンを手で持ちやわらかい表情になったのを見て、ホッと安心したキモチになりました。まるで、安住の地を求め迷い続けた者が自分の居場所を、帰る所を見つけたかの様でした。




初日はたくさんの方が見に来てくれました。

(レポby kawamoto)
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by open-art | 2009-05-08 12:06 | 第2回野外展の記録